「精神・心の法則」について The law of mind and heart
癒しとは、どういう状態をさすのでしょうか。辞書で調べてみるとこうありました。【癒し】精神的な不安定やいらだちなどを鎮めて、平安な気分にさせること。ヒーリング。(『新明解国語辞典』より)
つまり、仕事や恋愛、お金に関する悩みといった現実的な不具合を前にして起こる「感情的反応(止まらない怒り、思考グルグル、無力感など)」が消えて、目の前の現実をそのままの事実として、平安な気持ちで受け入れることができる。自らの魂を成長させ、そのような状態を目指しているからこそ、私たちは「癒し」を求めるのかもしれません。
今、ちまたにはさまざまな癒しの手法があふれています。それでもまだ「私は癒されていない」「私には癒しが必要」と感じている人たちが数多くいるのはなぜでしょうか。実は癒しというのは、1つのメソッド、方法だけをやっていればよいというものではなく、多方面からの癒しを進めることでようやく1つの傷(トラウマ)が癒え、それを根源として起こっている現実的な不具合を目の前から消すことができるのです。
真の癒しを得るためには、「身体・現実の法則」「感情・愛の法則」「精神・心の法則」「霊的・魂の法則」「エネルギー的・宇宙の法則」という5つの法則を理解し、5つの方面からそれぞれアプローチして、癒していく必要があります。
なぜなら、私たちが子どものころにつくってしまった傷というのは、肉体的な反応、感情的な反応、精神的な反応、霊的法則からくる反応、エネルギー的な動きによる反応という5つの側面から形作られているからです。
最終的に、この5つの側面からの癒しを終えれば、その傷に由来する現実の不具合は、あなたの人生から消えます。たとえそれが、いじめやレイプ、虐待といった本当に痛い傷であったとしても。地道に、着実に自分を癒していくことで、私たちはそれぞれが本当に望む愛や幸せや喜びを、手に入れることができるのです。
ここでは「精神・心の法則」について、キャラクトロジー心理学協会代表の山本美穂子がご説明します。
「思考が現実をつくる」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、精神と心の法則はここに大きく関わっています。私たちの思考を生み出しているのは「マインド」といわれる部分で、マインドは、「顕在意識」「潜在意識」「無意識」から成り立っています。
「顕在意識」とは、今の人生で体験したり、見聞きしたりしてきたことから出来上がっている意識です。「潜在意識」とは、先祖レベルやDNAレベルの意識まで含む意識のこと。そして「無意識」とは、人として、人間として共通する普遍的な意識です。たとえば親として子どもを愛することは、この「無意識」に含まれます。私たちが思考、つまり「顕在意識」を使って何かをしようとする場合、「潜在意識」と「無意識」による影響のほうがはるかに大きいことをご存知でしょうか。そこを理解せず、自分が知っている事柄の中だけで表現しよう、理解しよう、行動しようとするから、たとえば「お金がなくて好きなことができない」など、現実にさまざまな歪みが生じてきます。
「精神・心の法則」においては、まず自分が知らない世界がまだまだあるらしい、というところに自分を開いていく必要があります。知らないことに開いていくと、自分の心の中に新しいことを受け入れるスペースができ、そこに新しい事柄が入り込んでくることで、精神や心は成熟していきます。
ところが多くの人は、現実をつくろうとするとき、顕在意識を使って自分が体験してきたことの枠の中だけでどうにか組み立てようとしてしまいます。すると、必ずそこに制約や制限が生まれるので、同時に混乱もつくり出してしまうのです。
「マインド」には、私たちが生きている「三次元」という世界においての制限となる「時間」「空間」、それに加えて「お金」という制限も加わるために、混乱が深まり、不調和が増幅されます。
これを回避するため最初に外しておきたいのが、「お金」の制限です。「お金」の制限を外すと、自然に「時間」と「空間」にもスペースが生まれ、その結果精神的な豊かさを得ることができ、心に滋養を与えられるようになるからです。
「お金」の制限を外し「心」のゆとりを得る
先日、こんなことがありました。その日は松山空港から飛行機に乗る予定だったのですが、アクシデントがあり、車で空港に向かったものの、フライト時間の4時間も前に空港で下ろされてしまったのです。でも、私の中には「お金の制限」がなかったので、元々のチケットをキャンセルして、早い時間のチケットを新しく買い直しました。しかも、株主優待割引を持っていたので、キャンセル料を入れても3,000~4,000円程度の差額で買い直すことができたのです。
お金の制限によって「キャンセル料がかかるだろうし、新しいチケットは一体いくらかかるのだろう」と思っていたら、こうした行動に出なかったでしょうし、それによって得られる快適な「時間」と「空間」も得られなかったと思います。
ですから、お金の制限を外していくということは、ものすごく大事なのです! ここを先に外しておかないと、心の余裕やゆとりといった精神的な豊かさが手に入らないからです。自分の中にそうしたスペースがあるからこそ、安らぎを感じたり、愛が入り込む余地が生まれるのです。
けれども、さまざまな制限でガチガチになったままでいると、心にスペースもゆとりも生まれないので、いつまでたっても愛や安らぎを感じられないのです。
やりたいことを実現するためにアダルトエゴを活用するたとえば「キャラクトロジー心理学のマスター養成講座は高いので、受講したいけれど受講できない」と思っている人がいるとしましょう。お金の制限がかかっていて、「今、タイミングではないから」「今、手元にお金がないから」と悩んでいる間に、1年、2年と月日だけが経ってしまいます。
そして、ふと周りを見たら、2年前に始めた人たちが、見違えるように変わってきている。そのとき、もしもあなたならどう感じますか? 内心、自分自身に心底がっかりするのではないでしょうか。そうしてその人は次第に、「お金がない、どうしよう」という狭い世界にさらに閉じこもっていってしまいます。
それはとても苦しいことだと思います。本当に自分の心が、魂が求めることであるなら、お金を払って自分にやらせてあげるということは、とても大事なことです。そこで必要となるのは、さまざまな情報にアンテナを張り、自分がやりたいことをするために「どうやってお金をつくるか」という方向に自分を開いていくことです。
もちろん、後先考えずにお金を使うこととは違います。自身のアダルトエゴを活用しながら、新しい可能性に開いていく練習をするのです。
たとえば、現金での一括払いが無理だとしても、カードを使ったり分割制度を活用したり、選択肢はさまざまです。そして、一度お金の制限を外し、やりたいことを自分にやらせてあげると、自分に力を取り戻せたような感覚、自分の力で欲しいものを得る達成感を味わうことができます。
そうやって新しい流れが入ってくると、思いもしなかったところから援助が入ったり、新しい仕事が入ったりして、お金だけでなく現実世界の流れ自体がうまく回り始めるのです。
まだ知らないやり方に開くことで、世界が広がる
私自身、乳飲み子がいる時期に、どうしてもアメリカのBBSH(バーバラ・ブレナン・スクール・オブ・ヒーリング)でヒーリングを学びたいと思い、とにかく行く! と意図を立てていました。すると、たまたま当時の夫が大きな仕事に関わることになり、そのために使うことのできるお金が入ってきたのです。受講料や通訳費、渡航費、滞在費などを含めると、年間1,000万円以上が必要でした。それでも私は4年間BBSHに通い、卒業することができたのです。
「お金」に関しても、「時間」と「空間」に関しても、私たちにはまだ知らないことがたくさんあります。「顕在意識」だけではどうにもできないことも、この世には多々あります。
「精神・心の法則」においては、「自分にはまだ知らないことがたくさんある」ということを受け入れ、新たな情報や知識を得る方向に自分を開いていくことで、間違いなく、新しい世界が目の前に広がっていきます。
これは特別な人だけができるのではなく、誰もができることです。
■「精神・心の法則」の癒しをサポートする学び
【キャラクトロジー心理学では】
●不具合な現実をつくるトラウマの場所を特定する
SAS(セルフアウェアネススキル) https://characterogy.com/schedule/?course=sas1
●現実創造の不具合を意図レベルから変える
STS(セルフトランスフォーメーションスキル) https://characterogy.com/schedule/?course=sts1
●心の仕組みを学ぶ「キャラクトロジー1day講座」
・ベーシック講座 https://lp.characterogy.com/basic
・子育て講座 https://lp.characterogy.com/parenting
・恋愛講座 https://lp.characterogy.com/love
●変化のスピードを促進させる「ヒーリング」
ヒーリングができる講師が掲載されています。そちらから講座にお申し込みください
https://characterogy.com/healer/
【一般的な癒しの手法では】
●ユング心理学、フロイト心理学、アドラー心理学、トランスパーソナル心理学、カウンセリング、認知行動療法、NLP(神経言語プログラミング)といった心理学
●ホ・オポノポノ、占星術、オラクルカード、タロットカード
●ヒプノセラピー
公開日:
最終更新日:2019/09/19